2026/09/29 18:42

先日の休業日、スタッフのhinakoちゃんと一緒に青森市へ遊びに。



この展示がとてもよくて、貴重なこぎん刺しの作品を一度にたくさんたっぷりとみることができて大満足。

区画毎に刺し手が異なるビッグサイズのタペストリーは圧巻。

細かな模様がびっしりと刺され、見ているだけでも気が遠くなるような手仕事。
いったいぜんたい、どれほどの時間をこの一着にかけて作ったの。
何を想って、こんなにがんばれたんだろう.
いろいろ想像もしては感心して、思考に頭が忙しい。


大正時代に毛糸(ウール)を使ってエプロンのふしまい(菱前)を刺していたというキャプションも本当に面白かった。(ふしまいって何?と調べたらエプロンの前部分のことらしく)
私的にはとても斬新に思えた。いつの間にか、ファッションじゃん。時代が進むにつれてカラフルでポップになっていくこぎん刺し。
繕い、防寒の意味合いが強かった時代から、エプロンをお洒落に装飾する時代までの様子が展示の流れでよくわかる。

わたしもウールで刺してみたい。


こちらの歴史館自体初めて訪れたのですが、倉庫のような大きな展示室に船や昔のおもちゃや民具、時計などが常設されていて、なんだかおもしろいところ。

目の前に広がる津軽海峡を一望できる展望台もあって、プチトリップ気分になった。

その後は市街地を散歩しながらお茶したり買い物したり。
コーヒーマングッドさんのラテには黒石のりんごジュースが入っていて、ほんのりりんご味。とても美味しかった。
それで、買いものしている途中で思い出した本があって、小林賢太郎さんの著書『僕がコントや演劇のために考えていること』
この本の中に、「作る側から、観る側になる時間を必ず作っている」というようなお話があり、どの仕事においてもその視点って大事じゃないかなと。
仕事柄、いつもは売る側のわたしが、買う側・見る側・提供される側になる
たぶん最近足りてなかったけど、そうだったそうだった、この感じも大事だったんだなと
なんだか心が満ちる.
こっち側ばかりの時間が長くて、すっかりあっち側になれてなかった。
とはいえ、そうならざるを得ない状況に陥りやすいのも仕事柄。
休む=死活問題
みたいな脳が常にあり、開店1年目は本当に本当に休んでいない。休めなかった。
こちら側から
ときどき、あちら側に。
少しだけ相手のことを想像してみる.ということでもある。
ほんの少しのこの感覚さえ持ち合わせていれば、もっとなんか、すべてにおいていい感じになりそうとさえおもう。

色んな感覚を思い出せたのも相まって、とても良い休日。
本も読み返そうとおもう.
shiki

